終戦の年、大阪府堺市に生まれる。
当時の堺には灌漑用の風車がいくつもあり、「あれどないしてうごいとんのやろ」と思いながら毎日眺めていた。
時計、ゼンマイの自動車からはては買ってもらった自転車まで分解し、メカニズムへの興味は幼少時から顕著だった。
やがて、勉強そっちのけでラジオの組立てに凝るようになる。
堺市立工業高校建築科卒業後、ディスプレイの制作会社に入社。
建築パースやインテリアデザインからウインドウディスプレイ、舞台装置、博覧会の企画まで幅広く手がける。
退社後、本格的なカラクリンの制作活動に入り、1975年以降各地で個展を開く。
大阪御堂筋ウインドフェスティバル『虫の夢飛行』の作品制作で大阪府知事賞を受賞したほか、
堺市緑化センターの花時計『フラワーフェアリー』、
(株)鐘崎 笹かま館シンボルタワー『夢飛行樹』、
新潟県立自然科学館のシンボルタワー『生命球』、
横浜子ども科学館『銀河への旅』、
三鷹ジブリ美術館『スペースフィッシュ』、
関西新空港三菱電機ショーウインドウの作品制作など、数多くの作品を発表。
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